今日の記事は【嚥下食レシピ】というよりも、嚥下機能が低下してから「ゼリー食」で食べる力を取り戻した記録です。特にスイカゼリーがきっかけとなり、再び口から食べられるようになった大切な出来事をまとめています。 きっかけとなったスイカ🍉ゼリー 今年のゴールデンウィーク最終日あたりから、食事が進まなくなり、モグモグしても口の端から出してしまい、騙し騙しあくびなどで口が開いた時にお茶ゼリーなどを入れてましたが、嫌がるようになり、数日後には、口を結んで全く食べなくなってしまいました。 病院で調べても特に問題は無い。1週間経っても一向に口を開けてくれず、脱水も心配となり5月下旬より訪問で点滴をしてもらい何とか命を繋いでもらっていました。 6月中旬、口を開けてくれなくなって1ヶ月半が経ち、天井を見上げる毎日、梅雨の鬱陶しさもあるので、気分転換にリクライニング の車椅子でスーパーへ散歩につれだしました。 ぼーっとした様子もありましたが、果物売り場でスイカが目に入り、食べたい?と聞くと左腕がスイカの方に向かって伸びていました。スイカの大玉の横に一緒に並んでいたスイカのゼリーを取ろうと。 食べれないけれどたべたいのかな、「買って帰ろうか?」とゼリーを手渡すとしっかり握っていました。 次の日お茶ゼリーをスプーンで差し出してもせいぜい一杯程度。 その次の日、踊って笑わせたりしながら騙し騙しで口を開かせて、スイカゼリーを8口程食べたんです! めげずに次の日、お茶ゼリー5口 スイカゼリー1口 それから2日後、 毎日の点滴が入らなくなった時にどうするのか、これだけの期間口が開かない現実をしっかり受け止めなければならなくなりました。 母の気持ちを確かめなければどうしたらいいか決められない。 スマホの中の胃ろうの図を見せて覚悟をしたくないけれど選択について問かけました 長いセリフでの返事をするのは難しいので、いつも手を挙げて返答してくれます 胃ろうをして栄養を採る方法 「やってみるひとー」手は挙がらない 「やりたくないひとー」手は挙がらない 「ちょっと考えたいひとー」左手がゆっくり挙がりました。 そうだよね、すぐに答えは出ないよねーと言うと「わーっ」と言い泣き顔になりました。 勝手に決めずにまた聞くね。保留にしておくからね。と伝えました。 そしてその夜、「一番いいのは口から食べれることだ...