プロローグ
いつもの出勤の朝。
まだ7時前なのに、店先の小さな鉢花に水をあげている姿がある。
エプロン姿で、いつも清潔で、可愛らしいお店。
扉を引くと、チリンチリンと鈴が鳴る。
帰り道、奥に灯りがともっているのを見ると、なぜだかホッとする、そんな通り道。
ちょうど4年半前。
母のことで気持ちが沈んでいた頃、
このお店にも「しばらくお休みします」のポスターが貼られていた。
それから1か月、2か月ほど経った頃だったと思う。
「お菓子教室」
そして「ご自由にお持ちください」のチラシ。
それから現在。
今日は、その扉を、はじめて開けてきました。
材料の測り方や、混ぜ方、温度管理など初めての私に優しく教えて下さいました。
今日のこと
先生の試作品のババロアと、自分で作った6個を持って帰ってきました。
試作品のひとつは、作り終わったあとに、紅茶と一緒にいただきました。美味しい😋
教室での、🎃かぼちゃプリンの話。(先生曰くとても美味しいとおすすめ。いつも10月に作るらしい。次回は私も〜)
わざわざ取り寄せた“ボツちゃんかぼちゃ”(ちょっと高いやつ)の話。
ハロウィンっぽく、目や鼻を型抜きするためだったけれど、
生徒さんには普通のかぼちゃの方がよかったみたい、なんて話も🤭
生クリームでマルチーズを描いたり。
お菓子の話から、いろんなおしゃべりへ。
時間は、ゆっくり流れていました。
帰り際、雑談の中でおたがいの年齢の話になり、あなたはまだまだ若い!と言ってもらいました。🤭
テレビで、102歳のおばあさんが現役でラーメン屋さんの配膳をしているのを見て、
教室なら楽しいし、おしゃべりもできるから続けている、という話も。
私は、
「今はちょうど、ひとつの区切りの時で、
これからまた新しいスタートなんです。
だから、自分の楽しみもあって、また来たいです」
と伝えました。
「前は何をしてたの?」と聞かれ、
事務の仕事をしていました、と場所も答えると、
「その頃に出会っていたのかもよ」と。
その時からのご縁だったのかもねと。2人で大きくうなづきました🤭
急に体調がすぐれずお店を休むことになって、近所の人に頼んでお知らせを貼ってもらったら、
「また待ってるよ」
「またモンブラン食べたいよ」
そんな言葉が、空いたスペースに書かれていたことに、とても励まされたそうです。今は、このお菓子を通して、いろんな人の話を聞けるのが楽しい、と。
お菓子教室を始めたちょうどその時期が、
母が食べられなくなった頃と重なっていて、お店の前で、あ、お休みしてるんだなとの記憶がありました。
偶然とはいえ、何かのご縁ですね。
また習いに来ますね、と言って帰ってきました。
先生のこと、学んだこと
白いエプロンに、頭には白い三角巾。
調理場は清潔で、無駄がなく、
豪華ではないけれど、とても使いやすい。
「せっかちなのー」と言いながら、テキパキと。
作る中での工夫やアイデアが、次々と出てきます。
カラメル用のタブレット(まあるく固めてあるカラメルタブ)を分けてくださり、
冷凍して、使う時に使ったらいいよ、と。
プリンを作る時は器の底に先に入れて焼くこと。
焼き上がり後、少し置かないとタブレットが溶け切らず、
硬さが残ることがあるそうです。
販売する時は、
ちゃんと溶けているかを確認していた、という話。
こういうところが、やっぱり職人さんだなと思いました。
これからも行くたびに、
きっと目から鱗なんだろうな。
一方で、介護のゼリーやペースト食の話になると、
「へえ、私、何にも知らないわ」
と先生。
教える人と、教わる人。
でも、立場が入れ替わる瞬間もあって。
そして、今日のおやつ
先生の試作のいちご味ババロアは、
いちごパウダーを使っているから、
「味が少し薄いかも」と。
それなら、
いちごジャムを少しのせてみようかな、
と言うと、
「それ、いいね」
と。
今日のお昼に、母に出してみようと思います。
私の、
はじめての手作りおやつ 🤭
1時間のやさしい楽しいひとときでした💛
さっそく帰ってから。
「おいしー」と、声が出ました!
【飲み込み】
- 硬めのババロアは口に入れて、飲み込みタイミングまでの口を回す動きが2〜3回
- やわらかめの、私が作ったババロアは、10回ほど回すか、もしくは、ババロアを口に入れた後にすぐお茶ゼリーで、飲み込む。
※これは、母の好みを想像してくれた先生がゼラチン量を調整してくださいました。あとは私が母の食べっぷりで調整しますね😉








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