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「何気ない毎日の中にあるもの」2026.3.31












姉の家の近くで、

一人暮らしをしている父のことを、

ふと思い浮かべることがあります。


特別なことをしているわけではありません。

でも、その日常を思うと、

応援しているような気持ちになります。


一人で起きて、

一人で食べて、

一人で過ごす。


それだけで、もう十分に頑張っているのだと思います。




最近は、

近所に飲みに行って、帰り道がわからなくなった、

そんな話も出てきました。


身体は元気なのだけれど、

少しずつ変化もあるのだと思います。




そんな姿を思うと、

ふと、母のことが重なります。


人にお世話になることへの礼儀や、

少しの忍耐も、日々の中にあるのだと思います。


にこっとしたあと、

ふっと知らん顔をするような、

そんな一面も含めて🤭




今は一緒にいるけれど、

きっと以前は、同じように

一人で日々を過ごしていた時間があったのだと思います。


その頃のことを、

私はどれくらい分かっていたのだろうと思います。




今こうしている中で、

少しずつ見えるものが変わってきました。


できることよりも、

続けていることの大切さに気づくようになりました。


何気ない毎日を過ごしていること。

それ自体が、すごいことなのだと思います。




振り返ってみると、

もう20年ほど前、治療所で働いていた頃、

開院記念日に少し変わったことをしていました。


その日来てくださった方に、

一輪の花束をお渡しするのと一緒に、

院内の天井を飾っていたんです。


たとえば──


魚の紙風船を100個、天井から吊るしたり

風車を100本、カーテンレールに取り付けて

扇風機の風で、からから回るようにしたり


だっこちゃん人形や、モビールを吊るしたり


少し不思議で、でも楽しい空間でした。


ガラス越しに外からも見えるので、

通りがかりの方が足を止めて、

新しく来てくださることもありました。


そして、1ヶ月ほど飾ったあと

「よかったらどうぞ」とお渡しすると、


高齢の方が

「孫にあげるんだ」と

嬉しそうに持って帰られていました。




あの頃は、ただ「楽しいかな」と思ってやっていました。


でも今になって気づきました。


見えないものを、見える形にすること。

ちょっとした工夫で、伝わり方が変わること。


それが、私は好きだったんだと思います。




今は、嚥下食のブログやインスタで

ゼリーの動きや違いを見える形にしていますが、


やっていることは、あの頃とあまり変わっていません。


場所が変わっただけで、

同じことを続けているんだなと感じています。


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