スプーンですくって
「落ち方」を見ると、
在宅でも食感の目安がわかりやすくなります。
在宅で嚥下食を作る中で、
食感を次の4つに分けて考えるようになりました。
① ぷるん(水分系・透明)
ゼリーのようにまとまる食感
例:水ゼリー・お粥
② ぽてっ(ムース系)
スプーンからぽてっと落ちるまとまり
例:トマトと鶏の野菜ムース
③ とろっ(スイーツ系)
なめらかでとろける食感
例:いちごババロア
④ べたっ(ねっとり惣菜系)
ねっとりしたまとまりのある食感
例:貝柱のマヨネーズ和え・お造り
なぜこの分類にしたか
嚥下食の硬さは数値で表すこともありますが、
在宅では測ることが難しいこともあります。
私も「カメルカ」で試してみましたが、
母には数値だけでは判断が難しいと感じました。
そこで、
スプーンですくって
落ち方を見る
という方法が一番わかりやすい目安になりました。
• ぷるん
• ぽてっ
• とろっ
• べたっ
この4つの食感で考えると、
在宅でもイメージしやすいと思います。
在宅嚥下食の食感の目安
嚥下食というと、
・どのくらいの硬さがいいのか
・どんなまとまり方がいいのか
と悩むことが多いと思います。
私も在宅で母の食事を作る中で、
「どの食感が食べやすいのか」をずっと試してきました。
その中で、なんとなくですが
食感を次の4つに分けて考えるようになりました。
① ぷるん(水分系)
透明なゼリーのような食感です。
スプーンですくうと
ぷるんとまとまって落ちる状態。
水分補給のゼリーや
お粥などに多い食感です。
例・経口補水液の水ゼリー
・お粥
この「ぷるん」があると
おかずを流し込みやすくなります。
やわらかすぎると口の中で広がり
逆に飲み込みにくくなることもあります。
② ぽてっ(ムース系)
スプーンですくうと
ぽてっと落ちるまとまりのある食感。
ムース状のおかずです。
例 ・ペーストと宮源のお粥を混ぜたムース
・野菜やおかずのムース
ご飯とおかずを合わせると
まとまりやすくなり、食べやすくなることがあります。
③ とろっ(スイーツ系)
口当たりがなめらかな
とろっとした食感。
例 ・プリン
・ババロア
・やわらかいデザート
食後や間食として食べやすく
栄養補給にもなります。
④ べたっ(ねっとりした惣菜系)
ねっとりしたまとまりのある食感です。
スプーンですくうと
べたっと落ちる状態。
例 ・貝柱のマヨネーズ和え
・クリームコロッケの中身
・フードプロセッサーにかけたお造り
脂のある食材は
まとまりがよく、補助剤なしでも食べやすいことがあります。
食感はいろいろある方が食事は楽しい
嚥下食は「全部同じ食感」にすると
食事としての楽しみが減ってしまいます。
ぷるん
ぽてっ
とろっ
べたっ
いろいろな口触りがあることで
「食べている感じ」が生まれると思います。
ぷるんの中に具材を入れる工夫
スープやゼリーで具材をまとめると
食べやすくなることもあります。
例えば今日の晩ごはんでは
牛すじの出汁スープを
ソフティアGでやさしく固めました。
ゼリーが具材をまとめてくれるので
バラバラにならず食べやすくなります。
在宅嚥下食は家庭ごとに違う
食べやすい食感は
・喉の状態
・その日の体調
・食欲
によっても変わります。
この4つの食感は
あくまで在宅で続けるための目安です。
食事は一つの分類だけではない
現在、食事形態の分類として
スマイルケア食などの基準があります。
ですが、嚥下1であっても
嚥下2の食事が食べられることもありますし、
嚥下3のものが食べられることもあります。
一つの分類に当てはめることは
安全面では大切なことかもしれません。
ですが在宅では、
食べたいもの
食べられる工夫
も同じくらい大切だと思います。
「もし自分が食べるなら」
私がいつも考えるのは
もし自分が食べるならどうだろう
ということです。
時には好きなものも食べたいと思うはずです。
だから私は
母と一緒にマクドナルドにも行きます。
食べることは
栄養だけではなく、
楽しみでもある
と思うからです。
でも、これは、母にだからできることと、思ってます。
この固まり方や硬さの違いは、
実際になってみた人でないと、本当の食べにくさはわからないのだと思います。
きっと私も80歳になったら、少しわかるのかもしれません
美味しそうに食べてくれるから、今日も合格かな。



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