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「嚥下食の振り返り|母との時間と市販介護食の変化(2021〜2025年)」

“Looking Back on Dysphagia Meals: Changes in Our Care Foods and Time Together (2021–2025)”




📅 2025年10月

📸 写真:しあわせ家族の本より



🌸 このブログについて



この振り返りでは、母との大切な時間を支えてくれた嚥下食と、

市販の介護食品を利用してきた記録をまとめています。


この写真にある「しあわせ家族」の本には、

多くの介護食が栄養素や嚥下分類まで詳しく掲載されていて、



「これは?」「あれは?」と、迷いながらも楽しく選んできました🤭


ネットでも購入できる時代になり、本当にありがたいと感じています。





🍀 はじめに



2021年から、母の嚥下食づくりを日々記録してきました。

当時はまだ市販の介護食品が少なく、手作りの工夫と試行錯誤が中心でした。


それから4年——2025年現在では、

市販の種類がぐっと増え、毎日の食事づくりがずいぶんと助けられるようになっています。





🍚 2021年頃:試行錯誤の始まり



  • ご飯をゼラチンや寒天で固める
  • 野菜を甘酢ゼリーで包む
  • ひとくちごとに食感を工夫する



この頃は、家庭でできる方法を探しては試し、

母の「食べられた」「おいしい」の一言に支えられてきました。


当時よく使っていた市販品:


  • キューピー「やさしい献立」
  • ネスレ「アイソカルゼリー」
  • アサヒ「バランス献立」
  • たらみ「フルーツゼリー」






🍲 2023年頃:市販品の種類が増え始める



  • スーパーやドラッグストアでも介護食を見かけるように
  • 常温保存できるパウチ食や、レンジ対応ゼリーが登場
  • 栄養表示や嚥下分類がしっかり記載され、安心して選べるように



市販品を上手に組み合わせることで、

手作り+市販=母に合った食事 ができるようになりました。





🌷 続けてきて感じること



  • 「食べやすさの工夫」が母の笑顔や元気につながる
  • 介護食は「食べるための工夫」であると同時に、楽しさを支えるもの
  • ありがたいことに、体重の変動も少なく、今も母は元気に過ごしています



嚥下食は「治療」だけではなく、「日常の喜び」として続いている。





💮 まとめ



2021年は限られた市販品と手作りの工夫で乗り越え、

2025年の今は多様な介護食品に助けられています。


このブログは、


母と過ごした日々の記録であり、

同じように嚥下食や介護に向き合う方への小さなヒントになれば

という思いで続けています。





🌎 English Summary



Since 2021, I have been recording my mother’s daily meals and our efforts to create easy-to-swallow food.

In the early days, there were only a few commercial care-food products, so most meals were homemade.

Now, in 2025, the variety of ready-to-eat soft meals has grown, making daily caregiving much easier.




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