スキップしてメイン コンテンツに移動

食品レビュー|2026.1.1|カメルカで試してみた

カメルカを試してみた|嚥下食ゼリーの硬さ(5〜20kPa)を比べてみました Testing “Kameruka”: Comparing Jelly Texture for Dysphagia (5–20 kPa)






①はじめに

母は噛み合わせる歯がなく、嚥下食といってもゼリーやムースは噛まずに、ほぼ丸呑みの食べ方になります。

そのため、基本になるのは「舌で潰せるやわらかさ」です。

ただ、やわらかければ良いわけではなく、やわらかすぎるとまとまりがなくなり、かえって飲み込みづらくなります。


そこで、どのくらいのやわらかさが我が家には合っているのか、簡易食物硬さ測定器を使って試してみました。


② 使ったもの・条件



今回は、簡易食物硬さ測定器「カメルカ」を使用しました。


ゼリーは、

・一口大にしたもの

・カップに入れた状態のもの

の両方で試しています。


試したのは、コーラゼリー・お茶ゼリー・たらみのゼリーです。


水量は、

・45cc(5kPa相当)

・90cc(10kPa相当)

・180cc(20kPa相当)

を目安にして作りました。


※簡易測定のため、数値はあくまで目安として捉えています。


カメルカは、Yahooショッピングで購入しました。




③まずは20kPaを試した結果



コカコーラ400ccにソフティアGを4g入れてゼリーを作りました。


まず「舌で潰せる」とされている20kPaで試してみましたが、コーラゼリー、たらみのゼリー、お茶ゼリーの一口大のものは、いずれも軽く貫通しました。


この段階では、やわらかいゼリー同士の違いは分かりにくいと感じました。


④ 5kPa・10kPaで試してみた

ここからは、一口大ではなく、カップのまま、ペットボトルを置いて試してみました。

コーラとお茶は200ccのゼリー

たらみは160ccのゼリーです。




45cc(5kPa)で3種類を比較


  • コーラゼリー:沈み込みあり


  • お茶ゼリー:沈み込みなし


  • たらみのゼリー:沈み込みなし



同じ5kPaでも、ゼリーの種類によって沈み込み方に違いが出ました。





90cc(10kPa)でお茶ゼリーを試してみた




  • 沈み込みはない
  • ただし、表面に少し凹みが出る



支える力はありますが、やわらかさの下限に近い印象でした。


⑤ 見えてきたこと(考察)



今回いくつかの条件で試してみて、同じkPaであっても、ゼリーの種類によって挙動に違いが出ることが分かりました。


簡易測定器では「貫通する・しない」で判断しがちですが、実際には、沈み込み方や表面の凹み方など、動きの違いを見る方が分かりやすいように感じました。


また、食べやすさには硬さの数値だけでなく、形を保てるかどうか、まとまりやすさといった要素も大きく関わっているように思います。


特に、たらみのゼリーは果物が入っていることもあり、今回試した中ではいちばん支える力が強く、沈み込みにくい印象でした。





⑥ わが家としての結論



今回試してみて、20kPaは我が家では少し大雑把すぎる目安だと感じました。


ゼリーの場合は、5〜10kPaあたりの方が、食べやすさの違いが分かりやすいように思います。


特に母の場合は丸呑みになるため、5kPaは少しやわらかすぎる印象でした。







⑦ 今後について

ムースになると、また少し硬さの感じ方が変わってきます。

今後は、他の食材でも試しながら、わが家に合ったやわらかさを探していきたいと思います。


今回試してみて、やわらかいだけでは足りないのだと改めて感じました。


まとまりがなくなると、飲み込みにくくなるだけでなく、口の端からこぼれてしまうこともあります。


ある程度の大きさと、潰れるけれど形を保てる硬さがある方が、喉元を通る時も安定し、誤嚥もしづらいように思います。


嚥下食は「できるだけやわらかく」ではなく、「どう飲み込まれるか」を考えることが大切なのだと感じました。





コメント

このブログの人気の投稿

晩御飯2026.1.23

   「今日も、キューピーとニュートリーのシリーズから選んで簡単に。」 📅 日付:2026年1月23日 📸 写真 🍽️ メニュー 主菜:ニュートリー  ビーフシチュー 副菜:キューピーコーンムース ごはん:ニュートリーそふ粥つるり 💬 ひとこと 今日も、キューピーとニュートリーのシリーズから選んで簡単に。 香りも良くて味も良い。食べやすい。言うことなし

食品レビュー|2021.9.26|嚥下食ゼリー食べ比べ|

ニュートリー・ネスレ・たらみの実食レビュー 今日の【嚥下食レシピ】は、市販の介護食ゼリー3種類を食べ比べしました。 ニュートリー・ネスレ・たらみ のゼリーを実際に食べて、 飲み込みやすさ・栄養価・味・価格 をまとめています。 嚥下機能が低下している方でも安心して食べられる商品ばかりです。 📅 日付:2021年9月|お昼ごはんの記録 お昼ごはんは、ゼリー3種類。飲み込みやすく、とっても美味しい内容でした。 ① ニュートリー|ブイクレスシリーズ ビタミン・ミネラルが12種類で1日分の摂取量がとれる優れもの。 エネルギー110kcal、タンパク質12gと栄養バランスも◎。 ② ネスレ|アイソカル ゼリー ハイカロリー 66gでエネルギー150kcal、タンパク質3g。少量でもしっかり栄養が摂れる。 スイートポテト味など種類も豊富で、温めても食べやすい。 お試し8種セット(1,000円)もあり、初めての方におすすめ。(2021年時点) ③ たらみ|とろける味わいシリーズ 果実感がしっかりしていて、どれも美味しく飲み込みやすい。 エネルギー120〜150kcal、容量210gで水分補給にも最適。 💧 水分補給と工夫 経口補水液で作った水ゼリーやお茶ゼリーも併用しています。 食べ疲れがなく、安全で続けやすい工夫をしています。 🛒 コスパ・保存面 3種類合わせても約350円。(2021年時点) すべて常温保存が可能で、賞味期限は半年ほど。 まとめ買いでも安心・便利です。 🌷 よしちゃんのひとこと 「美味しい!」という言葉が聞けることが、続けられる一番の力。 食べやすく・安全で・笑顔になれるごはんをこれからも工夫していきます。

基準・考え|2025.9.21|🎥動画 嚥下機能の変化と介護食の歩み(2021〜2025)」

🎥動画   📅   記録期間:2021年〜2025年  嚥下機能の変化をテーマに、過去と現在の食事動画をまとめました。 食べられなくなった頃と、現在の食事の様子を比べてみると、少しずつ変化しているのがわかります。 当時の不安や工夫、そして今の穏やかな食事の時間を、ひとつの記録として残しています。 「食べることは生きること」—— この5年間の食事を通して、少しずつ“食べる力”が戻ってきた過程を振り返ります。 これは毎日の食事ノート 📹 ▶️  🎞️ 動画1: 2021.5.23の様子。                    食べれなくなった当初 この時、口を動かすけど飲み込めてません。 コロナ禍で、週3回のデイサービスも行かないで家にこもっていた頃。急に飲み込みできなくなった。それまでしっかり食べてたので、全くなぜか分からずオタオタしてました。 約1ヶ月半程、点滴のみの毎日でとても心配しました。 ▶️ 現在の食べる様子 🎞️ 動画  2025年9月25日 これが現在) 座って 食べる 現在)これは、ベッドで水ゼリーを食べてる所です。 ゼリー・ムース・やわらか食が中心 スプーンのペースも安定し、表情も穏やかに 食べたい気持ちがしっかり見えるようになった 💬 このページの目的 嚥下機能が低下した家族の食事記録として 同じように悩む方へのヒントとして 「介護食でも笑顔になれる時間」を残すために 在宅嚥下食の食感の目安 在宅で嚥下食を作る中で、 食感を次の4つで考えるようになりました。 ぷるん・ぽてっ・とろっ・べたっ 食べやすさの目安をまとめた記事はこちらです。     ▶ 嚥下食の食感の目安|ぷるん・ぽてっ・とろっ・べたっ   https://www.yoshichan-kaigo.com/?m=1